ガンジス河で泳いだら案の定体調を崩した話
ナマステ。ペスタです。
前回の続き、
『10分の1の確率でバスジャックに遭う』という非常にスリリングな国境越えを無事に果たし、インドのバラナシへ辿り着きます。
そしてここ、バラナシはヒンドゥー教の聖地。多くのインド人が生きてるうちに訪れたい町。
全ての罪を洗い流すというガンジス河。河沿いには火葬場があり、火葬された灰をガンジス河に流されることが最高の幸せなのだそう。
世界で最も生と死が近い場所と言われており、インド人だけでなく、多くの旅人がこの地に訪れ、「生きるとは?」「死とは?」と自問する。
そんな神秘的な河、
泳ぎたくないわけがない。
ガンジス河は人々に愛されている。
だから、河で沐浴もするし、洗濯もするし、泳ぎ回る遊び場でもあるし、排泄物も流す。
もはや、生活の一部なのである。
しかし、ガンジス河にはもう一つの側面がある。それはものすごく汚い河であるということ。
うんちやらおしっこやらなんでも流すのだからそりゃ当然である。
そんな菌だらけのガンジス河へ、耐性のない外国人が入ったら、ほぼ確実に無事ではいられない。
アメーバ赤痢やコレラなどの病気を発症したり、入院した話など、ネットで探すと色々出てくる。
出川、長澤まさみ、舞の海など、多くの芸能人も泳いでいるが、もれなく体調を崩している。
なるほど。怖いな。うん、流石に死んだらシャレにならんし。
やめよかな……
否!!
それでも俺は泳ぎたい。
ガンジス河の神秘に触れたい。
本当に体調を崩すのか知りたい。
これからガンジス河を泳ぐ人に勇気を与えたい!!
(↓そしてツイッターでこんなことを言ったので後に引けなくなりました)
ガンジス河やばい
— Shuntaro→世界一周中 (@speed_bob) 2018年12月10日
・人、動物、排泄物なんでも流す
・大腸菌レベルは政府の認める100倍
・外国人が入るとほぼ確実に体調を崩す
旅は、体調管理が命。入るのはアホ。
そこで、聞いてください。#RTされた数掛ける1mガンジス河を泳ぐ
それでは行きましょう、レッツゴー。
ザブン。水を飲まないよう、顔を上げて泳ぐ
ふふふ、これならどこまでもいけるぜ
やっふー、きもてぃ。
船×ガンジス河×はしゃぐ俺
調子に乗ってこんなとこまで来てしまった。
しかし、ここに来て俺、
突然焦り出す。
『行きはヨイヨイ、帰りはコワイ』とはよく言ったもの。
・ガンジス河の冷たさ
・水を飲んではいけないという恐怖
・底なしの深さ
これらが相まって一気に体力が奪われる。
もう、半分パニックになりつつ、がむしゃらに泳ぐ。(奥まで行くのは本当に気をつけましょう。溺れてしまったら誰も助けられません)
そして、命からがら岸に辿り着く。
ふぅ、よかった。
すると、動画を撮ってもらっているビージェイが不敵な笑みを浮かべて一言。(ビージェイ↓)
『アタママデ・ハイラナイト・イミナイヨ』
なんだと!?!?
なにが狙いだこの野郎!?
だがしかし、
たしかに、そうだなと。
沐浴するインド人はみな全身を河に浸す。
ならば、やりましょう。
いざ、ダイブ。(2回目)
『ガンジス河でバタフライ』
背泳ぎ←ココでめっちゃ水飲む
平泳ぎ←更に水追加
クロール←もはやどうでも良くなる
そして到着。
泳いでみた感想。
めっっっちゃ気持ちよかった
そして、何か俺の中の汚いものが洗い流された。
そんな気がした。
(このあと降りかかる苦しみなど知る由もない)
動画はこちら↓
まさかの2回目。ガンジス河で個人メドレーするとは思わなかった。
— Shuntaro→世界一周中 (@speed_bob) 2018年12月11日
水を飲まずに泳げるのでしょうか。 pic.twitter.com/GnMvudXQcO
そして、みなさん気になるであろう体調の変化はこちら↓
【検証・ガンジス河で泳いだらどうなるのか】
— Shuntaro→世界一周中 (@speed_bob) 2018年12月13日
体調が完全に治ったのでまとめます。
24時間後・・体に異変を感じ出す
28時間後・・発熱、悪寒、頭痛。←辛さのピーク
39時間後・・徐々に症状が治まる
43時間後・・完全復活
44時間後・・『もう一度泳ぎたくなる』←イマココ
はい。しっかり。体調崩しました。
そして、こんなふざけたこと言ってますが、この後水下痢が1日続きました。
しかし、入院ほどの大事には至らずホッとしております。
そして、ビックリしたのが、
『インドの薬めっちゃ効く』
ってこと。下痢も高熱も、薬を飲んで一日でピタッと無くなりました。
ガンジス河入る人は、薬局でどこでも買えるのであらかじめ買っておきましょう。
けれど、それでも良くならなかったら粘らずにすぐ病院へ行きましょう。
総括:ガンジス河で泳いだらやっぱり体調を崩す
体調こそ崩したものの、この世に生を受けた以上一度は浸かってみてはいかがでしょうか。
(本当に危険なので、気をつけて自己責任でお願いします。そして現地の人がいる場で行いましょう)
また、沐浴する人へ迷惑のかからないよう配慮し、河へのリスペクトを持って行いましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは次回予告
『インド1位、2位を争う大学へ、勝手に留学してみた。』
です。また会いましょう!!