【体当たり調査】頭痛持ちは高山病を克服出来るか!?
ナマステ、ペスタです。
タイからネパールへ飛びました。
やることは、ズバリ山登り。
ですが、実は僕、山にはあまりいい思い出がありません。
なぜなら、※高山病がめちゃくちゃしんどいからです。
(※高山病とは、標高が高い場所で酸素が不足して起こる症状。頭痛、吐き気、めまいなどの症状がある。)
というのも、僕は小学生の頃、二回富士山の登山へ挑戦していますが、どちらも失敗に終わっています。
↑グロッキーな俺(小6)。先生の揚げ足をとることに生きがいを感じていた、生粋のクソガキです。
もともと、偏頭痛持ちで低気圧が来ると頭が痛くなる体質でした。頭痛で雨を感知できるので、歩く天気予報と呼ばれているほどでした。
頭痛持ちが関係あるのかわかりませんが、とにかく頭がカチ割れるくらい痛くなるので正直、富士山が嫌いでした。
そんな僕がなぜ、今回山に登りたいと思ったのか。
そんなこと決まってます。
そこに山があるから。
それでは、やっていきましょう!!
題して、『頭痛持ちよ、高山病に打ち克て』
ありとあらゆる対策を駆使して、高山病に負けず、絶景を拝みたいと思います!
全国の頭痛持ちのみんな、道を作ってくるよ!
今回目指すのは、アンナプルナ・ベースキャンプ(標高4130m) ※富士山は3776m
情報をかき集め以下の高山病対策をとることに
・徐々に高度あげる
・膝をあまり曲げずテンポよく登る
・吐く息を意識
・水を飲む
・薬飲む
・しっかり寝る
・ゆっくり登る
ということでレッツゴー
山の途中まではバスで行けるのですが、まじで怖い。
崖スレスレを普通のバスが猛スピードで駆けていきます。
絶叫大好きな僕も肝を冷やしました。
バスが到着したところでいよいよ登りはじめます。
今回は中国語日本代表の大学生、ダイチと一緒に登ります。
一日、2000円程でガイドやポーター(荷物を運んでくれる人)を雇えるのでお金に余裕のある方や不安な方は雇ってもいいと思います!
ほぼ一本道ということなので、僕たちは雇いませんでしたが、超序盤で道を間違えました。(モッキューという村を出て割とすぐの分かれ道は必ず左に登る方へ行ってください)
かれこれ2時間ほど彷徨いなんとか、ルートへ復帰できましたが、登る山の決まっていない登山ほど辛いものはないと悟りました。
ソフトバンクの孫さんの『登る山を決めるので人生の半分』という言葉がわかった気がします。
そんで夜中になんとかジヌーという最初の村へ着く。
ジヌーから20分ほどの所に天然温泉がありまして、ここはマジでオススメします。特に夜に行くと、溢れんばかりの流れ星を拝むことが出来ます。
初日の疲れを見事に癒してくれました。
翌日から、ひたすら歩く
森の中を通ったり
岩の下を通ったり
川を通ったり
ドラクエのように馬が立ちはだかって来たり
いい天気だったり
雪道を通ったり
四日間ひたすら歩き続け
ついに、
到達しました
どん!!
うおお、生きてて良かったーーー!!!
いやほんとにもう最高の眺めでした。
山々の圧倒的なデカさ。
絶対的、優しさ。
幾何級数的、迫力。
全てに包まれて、赤子に戻ったような。そんな気がしました。
山は想像より偉大でした。
とにかく登ってよかったです。
そして、今回のテーマである高山病についてなのですが、
ほとんど症状は出ませんでした
寝るときや、起きた時など血行が悪くなるときに少し頭痛がしましたが、山登りを楽しめる程度でした。
(高山病の症状が出たら、辛くても横にならないようにしましょう)
入念な対策が功を奏しました!よかったです。
その中でも特に大事だと思ったことが
・ゆっくり登る
ということです。基本ですが、本当に大事。
ついハイペースになってしまいがちですが、とにかく絶対に息を上げないということを心がけました。
「一度高山病の症状が出たら終わりと思え」と道中のおばちゃんに言われたので、これは徹底しました。
ハイペースで登ってく人に何度も抜かされましたが、
「アイツはウサギ、俺はカメ」
と心に言い聞かせ、呼吸と心拍数に集中して登りました。
そして、案外、ウサギに追いついたりするもんです。(中には休憩せず駆けていくウサギもいますが…)
ということで、
結果、
高山病に打ち克つことができました!
この記事が、
「高山病が心配で、山に登るのが怖い」
という方の背中を押すことができたら嬉しいです。
その他の注意点として僕が感じたことは
①靴はグリップが効くやつを履いたほうがいい
ということ
↑全体的に危険は少ないですが、一歩踏み外したら死ぬという箇所も中にはあります。
僕は底がツルッツルになってしまった靴で行ったので、滑りまくり、肝を冷やしまくり、肝がアイスになりました。
②11月〜12月は地獄級の寒さなのでカイロを日本から持ってくること(ネパールでは売ってません)
また、アンナプルナBCへのトレッキングは人気で、初めての方でも安心して登れると思いました。
高齢の方もかなりたくさん登られていたので、ペースさえ守れば体力的には問題はないかなと思います。
登るというより、歩き続けるというイメージが近いです。
日数はかかりますが、山でしか味わえない感覚
があるので、人生で一度は登ってみてほしいです!
以上で、調査報告を終えたいと思います!
読んで下さり、ありがとうございました!
【オフショット】
寒さを堪えて賭けトランプをするネパール人
ホンマもんの吊り橋効果が狙えます
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それではまた会いましょう!